★スリランカ古都早歩き珍道中★ ★Quick & Funny Travel of Sri Lankan Old Capitals★

アヌラーダプラへの道中 ( On the way to Anuradhapra )

ポロンナルワから、シーギリヤに向かう。途中から、ローカルな道に入る。象や、鳥や、自然がいっぱいなのだそうである(昼間で出会わなかった)。ジャングルを抜けると、忽然とシーギリヤ・ロックが姿を現わす。

Sigiriya Rock.
象の水浴び場とも、蓮の水路ともよばれるが、要するに城壁をとりまく、環濠である。鰐がいて、落ちたら、生きては帰れない?とも!体力的にきついため、普通のガイドは、一緒に登らない。地元のガイドが寄ってくるので、頼んだ方がいろいろわかる。ただし、値段交渉は必要(500ルピー位+チップ)。
Lotus Channel.
シーギリヤ・ロックを入り口から見上げたところ。この時点では、この岩の謎、凄さはまだわからない!!!

Sigiriya Rock from the entrance.
参道には、数々の遺構がある。この両脇は、王の沐浴場と言われる池。

Royal Bathing Pools.
手前の円形の石にある小さな穴は、何と噴水の跡なのだそうである。シーギリヤ・ロックの頂上にある池から、水を延々と引いてここから水が噴出させたという。5世紀ころの話であるから、信じがたい。

Sign of Fountain.
エレファント・ロック。これは、自然の岩なのだそうである。
Elephant Rock.
ドライ・シーズン・パレス。要するに乾季に備えるための溜池。

Dry Season Palaces.
いろいろ不思議なものがたくさんあるが、これは、説教の岩場と呼ばれている。岩に、ハート型に、穴が掘られている。レンガを埋め、建物を建てるための足場にしたという説と、僧が説教する時に登るための足場だったという説がある。

Preaching Rock.
石窟寺院。シーギリヤ・ロックには、他にも石窟寺院があり、壁画の跡が残っているところもある。

Cave Vihara.
いよいよ登山開始。ポッパ山にも登ったが、こちらの方が急。全部で、1,200段とのことだが、意外にも、ライオンの入り口から上は、200段とのこと。岩が、自然の関門になっており、その脇に衛兵の詰め所がある。また、両側の岩には、門を支えた跡の溝が残る。天然の要塞であったことがわかる。

The Entrance of Sigiriya Rock.
これは、シーギリヤ・ロックの頂上から、下まで、水を流した水路の跡である。アヌラーダプラでも、ポロンナルワでも、水への執着はすごい。”水=権力”だったのだろう。

Water Pipe.
まだまだ、先は長い。ここも、関門になっている。

Long Way to go.
これは、何だ??まず手前のベージュ色の部分は、鏡の回廊(ミラー・ウォール)と呼ばれ、高さ3メートルの磨き抜かれた壁が続いている。岩壁とミラー・ウォールの間を歩くようになっており、岩壁に描かれた美女の壁画が反射したというのだが。その上の筒状に伸びた螺旋階段が、シーギリヤ・レディーへの上り口。イギリス人が作ったもの。シーギリヤ・レディーは、1875年にイギリス人に発見されるまで、存在すら知られていなかった。
Mirror Wall.
シーギリヤ・レディー。フラッシュ禁止で、見にくいが。この美女たちは、従来500人ほどあったとのことだが、今は、18人のみ。5世紀の絵がこれほど見事に残ったこと自体奇跡と言える(日本のキトラ古墳よりもずっと前である)。

Sigiriya Lady.
シーギリヤ・レディーは、妖精アプサラという説と、上流階級の女性(服を着ていない人)と侍女(服を着ている人)という説がある。
この姿は、インド系の人か。

Sigiriya Lady.
シーギリヤ・レディー。これを見ると、高貴な女性と、侍女という説明の方がFitする。1875年に、1400年の眠りからさめた(イギリスに発見された)美女たちだが、1400年忘れられていたことが、今まで残れた一番の理由だろう。

Sigiriya Lady.
鏡の回廊(ミラー・ウォール)。右側に美女の壁画が描かれ、左の壁に反射していたという。5世紀当時に、このつるつるの壁がこんなところに作られてこと自体信じられない。狂気の王カーシャパの真骨頂というところか。7〜11世紀に訪れた人々の落書きも残されており、当時の様子を知る、貴重な記録になっている。当時は、まだ、ここにもシーギリヤ・レディが残っていたのである。

Mirror Wall.
建物の跡と落石機。この落石機は、敵が攻めて来た時に落とせるように、人の力で持ち上げて、下の柱で支えておいたという。これもまた信じがたい。もともとシーギリヤ・ロックの上の方には、階段がなく、誰も登ってこれなかったはずだが。岩をちょっと押して、本当に落ちるか、試してみたいものである。

Stone Throwing.